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第36回企画展「古代地方木簡の世紀-文字資料から見た古代の近江」
2008年7月 滋賀県立安土城考古博物館 A4 94頁
本展覧会では、滋賀県野洲市西河原遺跡群出土木簡に焦点を当て、長期にわたる調査成果を整理し、その実態と性格について全面的な検討を行った。そして多様な特徴を持つ木簡群について、同時期に使われた飛鳥京・難波京・藤原京などの都の木簡、静岡県伊場遺跡や長野県屋代遺跡などの資料と比較しながら、西河原遺跡群の特徴と意義について明らかにした。
【目次】
プロローグ 古代地方木簡の世紀-西河原木簡群の出現
第1章 京の木簡と鄙の木簡
1.都城の木簡
2.地方の木簡
第2章 西河原の木簡を読む
第3章 西河原遺跡群を掘る
第4章 近江出土の古代木簡
エピローグ 古代木簡から中世木札へ-塩津起請文木札の世界
本文編
1.西河原木簡群の世界
2.考古学から見た西河原遺跡群